JR東日本 水戸支社 「歴史に残る偉業（笑）」事故運転士の社内報での不適切発言

 

茨城県土浦市にあるJR東日本水戸支社の土浦運輸区で発生した人身事故について、男性運転士が「歴史に残る最年少記録を作れた（笑）」と発言したインタビュー記事が社内報に掲載されていたことが、31日の取材で明らかになりました。

この記事は、職場向けの区報に掲載され、同運輸区の管理者も「社員同士の誹謗中傷ではない」として掲示を許可していたとされています。水戸支社は事実を認め、「配慮に欠けた不適切な表現」として、今後社員教育を徹底すると述べました。

問題の記事は、職場内の広報委員会が作成したもので、区報のデジタル版として今月20日から23日まで掲示されていました。記事は、人身事故を起こした電車の男性運転士へのインタビュー形式で構成されており、「率直な感想は？」という質問に対して運転士が「やってもうた」と答え、「最年少記録の気持ちは？」という質問に対して「歴史に残る記録を作った（笑）」と回答していました。

水戸支社の担当者は産経新聞の取材に対し、「人身事故の詳細については社員の特定につながるため、差し控えたい。今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に努める」とコメントしました。

土浦運輸区には、JR東日本水戸支社の運転士と車掌約200人が所属し、乗務範囲は品川駅から勝田駅までとなっています。