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新星・大の里が驚異のスピードで初優勝!デビュー7場所目で涙の栄冠、阿炎を圧倒し12勝3敗【大相撲夏場所】

 




大相撲夏場所・千秋楽(26日、両国国技館)

新小結の大の里(23・二所ノ関)が関脇の阿炎(30・錣山)を押し出して下し、12勝3敗で初優勝を果たしました。彼の初土俵からわずか7場所目での優勝は、幕下付け出しでの横綱・輪島の15場所という記録を大きく塗り替える、史上最速の快挙となりました。

結び前の一番では、立ち合いで阿炎の突き押しを一度は受けるものの、すぐに前に出て土俵際で押し出し勝利。土俵下では涙を拭う姿も見られました。

14日目を終えた時点で阿炎を含む4人(琴櫻、豊昇龍、大栄翔)が1敗差で大の里を追いかけていましたが、大の里が千秋楽の本割で勝利し、終盤の混戦を制しました。

前回の場所では、尊富士が初土俵から10場所目での“史上最速V”を達成したばかりでしたが、大の里は昨年5月場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、7場所目で輪島の記録を超える優勝を達成しました。石川県出身の力士の優勝は横綱・輪島、元大関の出島に続いて3人目です。

大の里は新入幕の初場所で11勝、3月の春場所でも11勝を挙げ、3場所連続で優勝争いに絡む活躍を見せていました。今場所では初めて単独トップで千秋楽に挑み、初の賜杯を手にしました。直近3場所で合計34勝を記録しています。

新三役で迎えた今場所では初日に横綱・照ノ富士を破り、好スタートを切りましたが、2日目に高安に敗れました。3日目からは6連勝し、大関・霧島や琴櫻も撃破しました。9日目に平幕の平戸海、11日目に大関・豊昇龍に敗れましたが、12日目以降は星を落とさずに優勝を手にしました。先場所までざんばら髪でしたが、初めてまげを結って臨んだ場所での見事な優勝となりました。

三賞では2場所連続の技能賞と、優勝が条件だった殊勲賞を初受賞し、新入幕から3場所連続での三賞獲得となりました。

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