「トヨタ『スープラ86』に多数の反響！ 300馬力超のFRスポーツカー『GRMN SPORTS FR C PLATINUM』に『実現してほしかった』という声」

 

86をベースに「次期スープラ」を示唆したコンセプトカー

トヨタは2013年の東京オートサロンで、「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」を展示しました。このコンセプトカーは、リアルさを持ち合わせた一台でした。

このクルマの詳細はどのようなものでしょうか。そして多くの反響を集めました。

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トヨタのコンセプトカー「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」

「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」は、前年に発表された「GRMN SPORTS FR Concept」をさらに進化させたスポーツカーです。

初代86をベースにしながら、ボディサイズは86よりも全長が長く、ワイド＆ローなスタイルで、全長4350mm×全幅1855mm×1250mmとなっています。よりスポーツカーらしいフォルムが特徴的でした。

また、前年モデルから前後ライトなどのデザインを刷新し、ボディカラーをホワイトからオリジナルカラーのプラチナシルバーに変更しています。

エンジンは1998ccの排気量にターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様で、最高出力330馬力、最大トルク44.0kgf・mを発揮（目標値）。フロントエンジンリアドライブのレイアウトで、6速MTが組み合わさっています。

内装は、3連の追加メーターや本格的なロールケージなどのレーシング仕様を備えつつ、ホワイトレザーのバケットシート、ホワイト＆ブラックのレザーを使用したステアリングやシフトノブなど、高級感も兼ね備えています。

展示会場では、「スープラが持つスポーツカーの“憧れ”や“輝き”を現代に蘇らせたハイパフォーマンスコンセプトカー」として紹介され、スープラ復活への期待を抱かせましたが、このクルマが新生スープラになることはありませんでした。実際のスープラ復活は2019年、BMWとの共同開発で実現しました。

この「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」は、幻のコンセプトカーとして終わりましたが、ネット上では「すごくクール」「かっこいい。変に先鋭的になるより良い」「これでスープラ復活してほしかった」「こういう未来もあったのか」「昔86が欲しかったけど、やっぱりこういうバンパーが付いた86があればなあ」「GR86ってこのクルマから発展したのかな？」など、約11年前の「次期スープラ」に対する夢や期待を抱く声が多く見られました。