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レーンなし、非接触で完結する「新スシロー」の挑戦

 



日本の漁業の現状と課題

日本の漁業は深刻な危機に直面しています。生産量は最盛期から70%も減少し、輸入額も増加しています。これは海外の競合に市場を奪われているためです。持続可能な漁業を実現し、資源を守ることが、漁業の未来を確保するためには不可欠です。

『週刊東洋経済』の6月1日号では、「日本の魚ビジネス」を特集しています。私たちは今後も魚を食べ続けることができるのでしょうか。

回転ずし業界の現状と展望

コロナ禍を乗り越え、回転ずし業界は安定した消費を続けています。特に「スシロー」を擁するFOOD & LIFE COMPANIESが好調です。同社は2024年9月期の中間決算で、売上高1759億円(前年同期比22.8%増)、営業利益123億円(同135%増)を達成し、過去最高を記録しました。通期でも過去最高の営業利益を見込んでいます。

この成長の鍵は、国内スシロー部門の回復にあります。2022年には価格改定や広告問題で客足が遠のきましたが、2023年からは「白皿」を導入し、価格を柔軟に変更できるようにしました。さらに、創業40周年キャンペーンで100円皿を復活させるなどの施策が功を奏し、客数は増加し続けています。

スシローの独自戦略

スシローは、全店舗での調理作業にこだわっています。魚の切り付けや揚げ物などの最終調理を店舗で行うことで、品質の高い料理を提供しています。セントラルキッチンを持たず、各店舗での調理に重点を置くことで、より新鮮で美味しい料理を提供できるのです。

また、統一したマニュアルや動画マニュアルを導入し、パートやアルバイトでも高い品質を維持できるようにしています。デジタル化も進めており、入店から注文、会計までを無人で行える仕組みを導入しています。新たに「デジロー」を導入し、映像で流れるすしを楽しむことができるようにするなど、顧客体験の向上にも努めています。

将来展望

スシローは、国内のリモデルに加え、アジアを中心に海外売り上げの拡大や、養殖などの上流部門への進出を目指しています。2026年9月期には売上高5200億円、さらに長期的には1兆円を目標としています。営業利益率も長期的に10%以上を目指しています。

変化に柔軟に対応し続けるスシローは、さらなる成長を遂げるために、次なるステップを進んでいます。

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