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「TBS、アニメ事業で『五等分』映画の影響により粗利益が80%減少 グローバル展開とオリジナルIP創出を目指す」

 


TBSは、今月14日に発表した決算資料でアニメ事業の現状を報告しました。TBSテレビの事業部門別収益を見ると、アニメ部門の売上高は前期比で8.2億円減の10.71億円、粗利益も7.46億円減の1.82億円となりました。

この減少の原因としては、2022年5月に公開された『五等分の花嫁』劇場版や、その前年に放送されたTVアニメ『プラチナエンド』の配信収入の反動が大きかったと分析されています。

TBS系列は、週間あたりのアニメ放送本数が比較的多いことで知られています。その中でも、アニメ枠「アニメイズム」は毎週金曜日の深夜に放送され、大阪のMBSが20年以上にわたって運営し、多くの人気作を輩出しています。TBSも2019年に「スーパーアニメイズム」という枠を設け、『炎炎ノ消防隊』『ハイキュー!!』『彼女、お借りします』などの作品を放送してきました。この枠は4月から「スーパーアニメイズムTURBO」に改名し、毎週木曜日24時26分に移動しました。これにより、『WIND BREAKER』『花野井くんと恋の病』『変人のサラダボウル』の3作品が木曜日に放送されるほか、日曜日にも新たに16時30分から2枠が設定されるなど、新しい試みが見られます。

TBSは今回の決算発表に合わせて、2026年に向けた中期経営計画を発表しました。アニメ事業では「バリューチェーンの機能強化」「地上波に拘らないビジネスチャンスの拡大」「劇場用ハイエンド作品やオリジナルIPによる展開」「メガヒット作品を生み出す体制づくり」を掲げています。数値目標として「年間100企画」「年間2本の劇場作品」「年間12枠の地上波運用」を挙げており、昨年の松竹との資本業務提携を推進する意向も示しています。

さらに、短期的な展望として、自社アニメブランド「TBSアニメ」から4作品の放送を予定しています。特に『五等分の花嫁』の新作アニメ制作が決定したことや、『アオのハコ』の放送が控えていることから、今後の展開に注目が集まっています。


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