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新卒者による“退職代行”の利用が1年間で10倍に…モームリに聞いた、依頼が急増する「3つのタイミング」

 




「退職代行サービスのモームリです。〇〇さんの退職について連絡いたしました。」

取材中も忙しく電話対応をしているモームリのオフィス。その運営会社アルバトロスの代表である谷本慎二氏が、サービスの利用状況について話した。

退職代行モームリの利用理由とは?1637人のアンケート調査から

退職代行の依頼は昨年の約10倍 「4月1日から22日までの間に、988件の退職代行の依頼があり、そのうち新卒者からの依頼は153件でした。昨年4月の全体の依頼数は146件だったので、このままのペースで行くと、昨年と比べて約10倍の依頼数になりそうです。」

新卒者の依頼が増える背景 各企業での入社式が行われた4月1日から、新卒者からの依頼が絶えず続いている。彼らが退職を決断する理由は「会社と新卒者とのミスマッチ」にあるという。

「新卒者は高い期待や志を持っているため、現実とのギャップに苦しむようです。具体的な例として、『第3希望まで配属先を提出したのにすべて叶わなかった』『新人は最低でも1時間以上早く出社するように求められた』などがあります。」

20代の利用者が全体の半数以上を占める 退職代行の利用者のうち、20代が全体の半数以上を占める。その背景について谷本氏はこう分析する。

「SNSの普及が大きな要因です。若者は他の人の働く会社と自分の会社を簡単に比較できるようになり、労働環境に違和感を抱きやすくなっています。例えば、30年前に退職代行サービスがあったら、やはり流行していたでしょう。2万~3万円で退職時の面倒ごとから解放されるなら、誰もが利用したいと思うでしょう。」

認知度の広がりによる幅広い世代からのニーズ テレビや新聞などのメディア露出が増えたことで、利用者は幅広い世代に広がっている。

「新卒者の退職理由は『ギャップ』ですが、全体では『慰留されて辞められなかった』や『ハラスメントや人間関係』が多いです。これは世代に関係なく見られます。70代のベテランの方からは、健康上の理由で何度も辞めたいと言っているのに引き留められて辞められないという相談がありました。また、ある女性からは『以前ストーカーしてきた男に上司が似ていてフラッシュバックしたので辞めたい』という依頼がありました。本当のことを言うと、非のない上司を傷つけてしまうかもしれないと悩んでいたようです。」

依頼件数が増えるのは「月曜日、雨の日、そして長期連休明け」だという。




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