兵庫県知事の斎藤元彦氏に対するパワハラ疑惑を告発した男性職員が死亡した問題を受け、県職員労働組合が10日、知事の辞職を要請しました。しかし、斎藤知事は同日の定例会見で辞職を否定しました。
兵庫県・斎藤元彦知事は、 「元局長が亡くなられたことについて、心からお悔やみ申し上げます。組合の申し入れを重く受け止めています。現状について、県職員や県民の皆様に対して大変申し訳なく思っています」と述べました。
斎藤知事は、亡くなった元幹部に対する哀悼の意を示しつつ、「時間はかかるかもしれないが、職員との信頼関係を再構築していく」という言葉を繰り返しました。
兵庫県職員労働組合の土取節夫中央執行委員長は、 「県政が停滞し、県民の信頼回復が望めない状況です。知事には最大限の責任を取っていただきたい」と述べ、事実上の辞職要求であるとの認識を示しました。
これを受け取った片山副知事は、 「知事として責任ある対応が求められますが、辞職を含むかどうかは知事が判断すべき」と述べました。
斎藤知事は午後の会見で、 「私の責務は職員との信頼関係を再構築し、県政を進めるために全力を尽くすことです」と改めて辞職を否定しました。
また、斎藤知事は自身のパワハラや贈与品受け取り疑惑について、 「今後、百条委員会や第三者委員会の調査に協力し、職員との信頼関係を再構築することが大事」と述べ、調査に対する協力姿勢を強調しました。
果たして今後、斎藤知事は疑惑の真相を語ることになるのでしょうか?
兵庫県知事の斎藤元彦氏の経歴は
基本情報
- 名前: 斎藤 元彦(さいとう もとひこ)
- 生年月日: 1977年11月25日
- 出身地: 兵庫県尼崎市
学歴
- 高校: 灘高等学校
- 大学: 東京大学法学部卒業
職歴
- 2000年: 大蔵省(現・財務省)に入省
- 2003年: 外務省経済局国際機構課に出向
- 2005年: 在アメリカ合衆国日本国大使館二等書記官
- 2007年: 財務省主計局法規課係長
- 2008年: 財務省主計局総務課係長
- 2009年: 財務省主計局総務課課長補佐
- 2011年: 財務省主計局主査
- 2013年: 財務省主計局総務課予算企画官
- 2014年: 財務省主計局主計官補佐
- 2016年: 財務省主計局主計官補佐(防衛担当)
- 2017年: 財務省主計局主計官補佐(総務・内閣担当)
- 2019年: 財務省主計局主計官(防衛担当)
- 2021年: 兵庫県知事選挙に初当選
兵庫県知事としての活動
斎藤元彦知事は2021年8月1日に兵庫県知事に就任しました。彼の知事としての任期中には、県内のさまざまな課題に取り組み、県民との信頼関係を重視しています。しかし、2024年にはパワハラ疑惑を告発した男性職員の死亡問題が発生し、県職員労働組合からの辞職要請が出されるなど、さまざまな試練に直面しています。
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